レッカーサービス農協自動車にてロードサービス搬送をした、ランボルギーニ ムルシエラゴ LP640 修理編 ①の続きです。前回の内容でエンジン始動時にセルモーターが回らないのはセキュリティーユニットが誤作動を起こしているのでは?との診断結果でお客様に説明しセルモーター交換の前にセキュリティーユニットを交換させていただく事になりました。
ランボルギーニ ムルシエラゴ セキュリティーユニット交換
パーツリスト ELECTRICAL SYSTEMの項目の8番 Parts#410937101D ANTI-THEFT ALARM SYSTEMを国内ディーラーで注文すると目が飛び出る値段になってしまいます。また、国内ディーラーはベルトの1本も在庫がなく、ディーラーに注文しても2週間に1回の本国オーダーらしいので、海外のランボルギーニパーツショップにオーダーしました。このユニットは、リモコンでのドアのロックアンロックや盗難防止システムの機能もあります。このユニットを交換すると既存のリモコンキーも交換になってしまうので、スペアーが付属されているか?との不安を抱えながら、2週間もあれば届くでしょうとの事で部品の到着を待つことにしました。
コントロールユニット到着
オーダーしてから13日目、FEDEXにてコントロールユニットが到着。とりあえずリモコンキーが2個入ってたので一安心、内容はリモコンキー2個・スピーカー・コントロールユニット・PIN-CARDと書かれたカードと取説です。
コントロールユニット交換
早速、既存のコントロールユニットを交換して新しいリモコンキーでドアのロックテスト!「ピピピピピピー」アンロックボタンを押しても「ピピピピピピー」ロックもアンロックもしません。当然エンジンも始動しません・・・・お客様に自信を持ってセキュリティーユニットの不良だと説明しユニットを新品と交換しても改善するどころか、症状が悪化してるじゃありませんか!目の前が真っ暗に・・・・
漠然としながら英語とイタリア語で書かれた説明書を眺める事1時間!取説にはユニットを新品に交換した際、最初にすべての窓を閉め、ドア・ボンネット・エンジンフードも閉めた状態でリモコンキーを操作するような事が書かれていたので、すべて閉まっている事を確認してから再度、ドアロックのボタン押すと「ピィロー♪ピィロー♪ピィロー♪」ガチャ!動きました。アンロックボタンを押すと「ピィー♪ロー♪」正常に機能しました。説明書は読むべきです!
ランボルギーニ ムルシエラゴ リモコン閉開音(セキュリティー)
リモコン操作は改善!セルは回るがエンジンがかからない。
セキュリティーユニット交換後、先ほどの操作でドアロック・アンロックは正常になりまた。これでOKと思いキーを回すと「キュルキュル、ウォーーン!プスッ・・・」何度繰り返しても同じです。もう一度、古いユニットを装着してエンジンをかけると快調にエンジンがかかりますがリモコン操作は正常ではありません。また壁にぶち当たりました・・・何で???そして徹底的に英語の取説を翻訳することに