以前、ご紹介した『においと認知症の関係』の記事とのコラボレーションで、6月のレクリエーションでは通所者様にアロマキャンドルを制作して頂きました。
においで脳トレ 超簡単 アロマキャンドル制作
お誕生会で余ったロウソクを有効利用してエメラルドグリーン・レッド・イエロー3色のロウソクを湯煎します。ロウソクはお湯の温度が沸騰するまでに大体80℃前後で溶けていきます
湯煎して溶けたロウソクにアロマオイルを加えアロマキャンドルのベース作ります。
別途用意したガラス容器に溶けたロウソクを注ぎ込み、ロウソクの芯を入れてある程度ロウソクが冷えて固まるまだ手で固定!この時、芯が自立するまで芯を持っているのが大変だ!との通所者様からの声が!完成してから気付きましたが割り箸を割らずにロウソクの芯を挟んつるす様に固定すれば良かったんですね.......
一層目が固まり芯も固定されました。あとは同じ作業を2色分繰り返せば完成です。
容器の縁にデコレーションテープで飾り付け『さわややか福祉会アロマキャンドル』の完成です。
アルツハイマー型認知症の改善に嗅覚トレーニング
最近の研究結果では、認知症と臭覚の関係は深く臭覚障害は認知症になる10~20年前から徐々に衰えていき、臭覚の低下が認知症の早期発見のきっかけになると言われています。匂いと臭覚と脳には深い関係があります。認知症は年齢を重ねれば誰でも起こりうる病気です。日本人では、記憶力や注意力、知的能力が低下する認知症の60%を占めるのがアルツハイマー型と言われています。アルツハイマー型の認知症は短期記憶を蓄える海馬や感情の処理に関係する扁桃体などを含む大脳辺縁系の変化が起こります。 五感である、嗅覚・視覚・聴覚・触覚・味覚のうち臭覚だけが、直接大脳辺縁系に伝達されます。つまり嗅覚からの情報だけは直接記憶や感情を動かすのです。アルツハイマー型認知症の患者は、初期の段階で嗅覚障害が現れることがわかっています。つまり、香りの刺激が脳の衰えた部分を活性化させ、認知機能を向上させる可能性が高いのです。