介護されている方のお悩みの中に、お洗濯物についた食べこぼしのシミや尿臭についてご相談いただくことがあります。そこでいくつかのポイントをご紹介したいと思います。
1.洗濯機に洗濯物をたくさん詰め込まない。
洗濯物が少なすぎても多すぎても汚れを落とす力が弱まり、十分に汚れを落とせなくなってしまいます。たくさんの洗濯物を詰め込みすぎると十分な洗濯やすすぎ洗いができなく洗剤が残ってしまう場合も!(LIONチャンネル)
2. 洗濯したい面を表側にする。臭いが気になる場合は、洗濯物を裏返しにする。
洗濯物についている汚れには種類があります。食べこぼしなどの汚れは表側が汚れていることが多いです。
尿臭や皮脂汚れ、その他の臭いの場合は、肌側つまり洗濯物を裏返して洗った方が汚れが落ちやすく効果的です。
基本的には汚れている方を表にして洗う方うようにしてください。
3. 縦型洗濯機を使用する場合は、気になる洗濯物は洗濯機の一番下に入れる。
これは洗濯機の下ほど水流が強いからだそうです。洗濯ネットを使用する場合は、目の粗いネットの方が水流が入りやすいです。
4. 洗剤は弱酸性のものを使用する。食べこぼしのシミや尿臭に効果が高い
「中性」は強い作用がなく、肌にやさしい特徴があります。そして、酸性やアルカリ性に近づくほど洗浄力が高まります。つまり、酸性と中性のあいだに位置する「弱酸性」は「汚れを落としつつ肌や素材にもやさしい洗剤」といえます。また、酸素の力で汚れが落ちるので、普通の洗剤では落とせないシミ汚れまでスッキリ落としてくれます。
5. しつこい臭い残りには漂白剤を活用する。洗剤と液体タイプの酸素系漂白剤を用いたつけ置き洗いが効果的
40℃以下のお湯に、衣類が浸かる程度30分から2時間そのままつけ置いた後、つけ置いた液ごと洗濯槽で洗う。(洗剤は追加しなくても大丈夫です。)
【酸素系漂白剤の効果】
・酸素の泡で、汚れを剥がし取る
・アルカリ性の力で油汚れを分解する
・漂白作用で雑菌を退治する
毎日の介護が少しでも楽に出来るといいですね。